シリコーン部品の表面がベタつくことは、手触り、組み立て、外観に影響を及ぼします。原因の特定にあたっては、単に拭き取り処理に頼るのではなく、材料の移行、加硫状態、表面処理、保管環境などを幅広く検討する必要があります。
1. べたつきタイプの区別
発生当初のべたつきと保管後のべたつきでは根本的な原因が異なるため、まずは発生時刻と発生箇所を記録しておく必要がある。
- 肉厚部分、接触面、または塗装面に集中しているかどうかを確認する
- 異臭、析出、変色の有無を確認する
- 異なるロットおよび異なる工程段階のサンプルを比較する
2. 材料と加硫
配合、加硫剤の比率、および実際の加熱条件は、いずれも表面の状態に影響を及ぼします。
- ゴム材料の賞味期限と混練の均一性を確認する
- 厚みのある部分と薄い部分における加硫の十分性を確認する
- 必要に応じて、二次加硫による揮発残留物の低減効果を評価する
3. 表面処理と汚染
油分、離型剤、あるいは包装材料からの移行などが、異常な手触りの原因となる可能性があります。
- 離型剤の使用量と洗浄方法を確認する
- 塗装・硬化条件と付着力の確認
- 可塑剤を含む材料との長期にわたる直接接触を避けること
4. 検証の改善
調整後は、加速保存試験および接触試験を実施し、問題が再発しないことを確認する必要があります。
- 表面の摩擦感、外観、匂いを比較する
- 高温保存および湿熱処理後の再測定を行う
- 原因究明のために異常品を保管する
よくあるご質問
1. べたつきはアルコールで直接解決できますか?
洗浄では表面に残った汚れを取り除くことしかできません。根本的な原因が硫化や材料の移行である場合、再び同じ現象が発生します。
2. 二次加硫を行えば、必ずべたつきは改善されるのでしょうか?
配合や原因によっては、比較試験を通じて確認する必要があり、唯一の対策として用いるべきではない。